酵素の働き(メリット&デメリット)
人間の身体は約60兆個の細胞から成り立っていますが、それらの細胞1つ1つに酵素が含まれていることで、生命活動が支えられています。そして、その酵素はたんぱく質から作られており、種類は約3,000〜5,000種類ほど存在しますが、その多くは腸内の菌によって体内で作られます。
酵素の働き(人体にメリットとなること)としては、各臓器で栄養素を吸収するのを助けたり、身体に不要な物を汗や尿として排泄したりするため、逆を言えば酵素が不足すると消化・吸収、排泄などがうまく働かず身体に大きな不調をもたらし、様々な病気を引き起こす原因となります。また酵素不足は、寿命の長さに大きな影響を与えると言われているテロメアが短縮する一因にもなっており、酵素を上手く体内に取り入れるほど基本的には寿命が長くなると考えてよいと思います。
( ≫ テロメアとは? )
なお、酵素が不足する原因には、食べ過ぎや火を入れた食べ物を多く食べること、何かしらの病気にかかっていること、加齢などがありますが、酵素不足を解消するためには、まずは食事を果物や生野菜、発酵食品(納豆やチーズなど)中心のメニューに切り替えることがやりやすいかもしれません。そして、第2の脳と呼ばれる腸の中をキレイな状態に保つことを心がければテロメアに良い影響となり、長生きするためのベースを作ることができるのではないでしょうか。
(参考文献: テロメア 生命の回数券 / 自由国民社,2017)