酵素と肥満&動脈硬化(メタボリックシンドローム)

メタボリックシンドローム(代謝症候群)は、1998年にWHO(世界保健機関)により診断基準が設けられた病気の1つで、内臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満で高血圧、高血糖、高脂血症の内2つ以上を合併して持っていることにより、動脈硬化の症状を誘発しやすい人のことを指します。内臓脂肪型、皮下脂肪型のいずれの脂肪とも、食べ過ぎや運動不足で生じる肥満ですが、とくに内臓脂肪型肥満は、脂が多い動物性の肉や乳製品をひんぱんに食べる人に多い肥満であると言われています。

 
症状については、内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型タイプとは異なり、お腹の皮膚をつまむことが難しいだけでなくむしろ硬い感触があり、お腹周りの筋肉と内臓の間に脂肪がついているため、お腹だけボコッと出ている点が特徴的です。

 
また、内臓脂肪型肥満の人たちは概して腸内環境が悪いケースが多いので、体内の酵素が無駄に消耗されやすく、免疫力低下や肌・見た目が少し老いて見えるなどの傾向があります。もちろん、老化が進行することで様々な病気が生じる可能性も高くなり、総じて健康に害を及ぼしやすい状況と言えます。

 
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(参考文献: 病気にならない生き方3 若返り編 / サンマーク出版,2007)